「吉城の郷」は、明治3年に建築された飛騨古川を代表する豪農の館（母屋）を今に色濃く残す館です。昭和40年代に無人となって廃墟化していた建物を平成25年春、町民の有志で修繕・保存することで、飛騨の人・文化・伝統の発信スポットとして生まれ変わった館です。
飛騨を代表する旧家佐藤家が当主。しかし昭和40年代に後継者が上京されたことにより家屋は無人となり廃墟化が進行していました。しかしその文化的価値と廃墟化に心痛めた町民有志により、保存・活用活動が生まれ現在の形で運用・活用がなされています。
上は明治19年、古物博覧会が開催された当時の様子です。建物が現在の形とほどんど変わっていなかったことが分かります。
現在は、カフェやレストラン、シェアオフィスや貸切宿など施設として充実していますが、それぞれの部屋の作り、材、飛騨の風土に合わせた建築様式等、家屋自体の見どころもたくさんございます。施設のご利用の際、是非家屋の文化的価値にも触れてみてください。
- イタリアンカフェ くら
- 地産地消をベースに季節の食材を盛り込んだ本格イタリアンを提供。
- biカフェ ラシーム
- 作業部屋として使用されていた広いスペースに飛騨の美を施した店内。
- 大日の宿
- この宿は専用半露天風呂のついた一日一組限定の宿です。
- 貸切宿 iori 大野
- 築80年の古民家を快適空間にリニューアル。一日一組限定の貸切宿。
- シェアオフィス114
- 一日単位でも利用可能なオフィススペース。
- 美術館
- ガラス美術館、書、軸、絵など貴重な美術品を展示。
- シェアハウス
- 光熱費込みで月3万円のシェアハウス。
- 伝統文化体験付ランチ
- かまど炊き体験等をしながら、飛騨の郷土料理のランチ。